
ArtAnneRoseの軌跡43 1992年個展 deep forest

ワトソンやケント紙を使った緑の絵です。
私はこの作品から始まって、深い緑、苔むした岩や深い森を暗示するような作品を作っていく事になります。
はじめの作品は洋紙100%のこの作品でした。
何回も何回も絵の具をしみ込ませる事で紙に陰影をつけていくのはこの作品から学んだのです。線は引かずに、紙の矩形やら、紙のオリ皺を利用しています。
版の勉強を学校時代にした時に、紙の上に乗っける感じのドローイングより、エッチングや木版等、何かを掘った後に絵の具をたらし込んでそれを刷った版の線の方が、深くきりっとする事を利用しています。
北斎や歌麿も展示があれば見にいき、木版の刷った線と紙の上に描いた線のあまりの違いに驚嘆していました。
この作品では普通水彩に適さないケント紙をわざとぐちゃぐちゃにして折り線をつけ、そのまま薄い溶液に何日も漬け込んでたりしました。ほんとにお漬け物みたいです。そうすると繊維の奥の奥の方まで絵の具がしみ込んで、描いたぐらいでは表現できない深い線や調子ができるのです。
紙を何層も重ねて何日もつけておくので、勝手にミルフィーユ技法なんて名前つけてました。
私はこのやり方で作った紙で後にこんな作品を作っています。


2012年個展SANSUI-大地への祈りー
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