
ジョバンニさんの記事
ジョバンニさんが初めて記事を書いてくださったのは第1回 損保ジャパン美術賞展 FACE 2013の時でした。
その時入選したわたしの作品について、こんなことを書いてくださいました。
「同美術館では10年以上にわたりを継続開催しており、私も何回か足を運んで楽しませて戴いた。こんなに面白い展覧会は他に無かった。これまで私が観た公募展の中で最も楽しめた展覧会だったのだ。「選抜奨励展」
今回行った「損保ジャパン美術賞」展は「選抜奨励展」を継承する企画だが、集められ、展示された作品群を観る限り作品の質は落ちていないし、むしろ高まっていると思った。若い作家だけでなく、ベテラン作家も含め凌ぎを削るという選抜の厳しさにより作品がふるいにかけられ、一握りの光を放つ作品が残って展示されたからだろう。
このような公募展に出かけると、私は自分ならどの作品をグランプリに推すかなと考える習慣がついている。過去の「選抜奨励展」でも同じことをして、自分の選んだ作品が受賞作品と同じだった場合は審査員とベクトルが合ったと思って喜び、異なる場合は自分の鑑賞眼がユニークだと思って喜んでいた。要するに素人の勝手で、どちらに転んでもいいように解釈しているのである。
今回の「損保ジャパン美術賞」展では、私は迷うことなく♪浜田澄子の「緑陰・苔むしに森」を最も素晴らしい作品として選ぶ。
この作品が良いと思う理由を列挙してみよう:
・純粋抽象としても鑑賞に耐えうる半幾何学的な構成感
・抽象と具象の狭間に位置し、両者を行ったり来たりしながら鑑賞することによる眩暈(めまい)のような印象
・単一の色相(緑)の濃淡づけだけでこれだけの変化をつけられるという驚き
・無さそうで、実は隠し味的に味わえるマチエール感
このような好ましい作品に出会うと、その展覧会に足を運んだ甲斐があったと素直に喜ぶことができる。」
http://giovannikki.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-2ebe.html</span>">http://giovannikki.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-2ebe.html
そのように書いてくださった作品はこちらです。

そして
2014年の「浜田澄子 特別展Ⅱ 和紙への変遷 1981~2014」(中和ギャラリー:銀座)にも来てくださり、丁寧に見ていただきました。
その記事がこちらです。
「浜田澄子の絵は昨年3月に損保ジャパン東郷青児童美術館で開催された「第1回『損保ジャパン美術賞』展”Face 2013”』で観て素晴らしいと思った。その感想は引っ越す前のブログ「ジョヴァンニッキ」に記事を書いていた。
その記事で浜田澄子の絵を好ましく思った理由を書いたので再掲する:
A. 純粋抽象としても鑑賞に耐えうる半幾何学的な構成感
B. 抽象と具象の狭間に位置し、両者を行ったり来たりしながら鑑賞することによる眩暈(めまい)のような印象
C. 単一の色相(緑)の濃淡づけだけでこれだけの変化をつけられるという驚き
D. 無さそうで、実は隠し味的に味わえるマチエール感
今回の展覧会ではタイトルの通り浜田澄子が美大を卒業した1981年から今年に至る取り組みの変遷がわかるように新旧の作品が並べられていた。そこには和紙の採用、色彩の漸減などターニングポイントでの要因が感じられた。
この展覧会でのラインナップをひととおり観て、上に再掲した昨年の感想(A~D)を重ね合わせてみた。すると、一部の彩色された作品ではCは該当しないが、その他(A, B, D)はほとんど全ての展示作品に当てはまることがわかった。
これは浜田澄子の作品に対する私の観方が1年以上経過しても同じだったということになる。ある意味では、鑑識眼が固定され1年経過しても進歩が無かったということにもなるが(苦笑)。
刺激いっぱいの展覧会で多くの人に観てもらいたかったが、あいにくこの展覧会は昨日会期を終えた。今後の別の展覧会に期待が膨らむ。」
http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41193181.html#comments</span>">http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41193181.html#comments




またそのあとのリターン展ではこんな風に書いてくださいました。
「リターン展 vol.3 ~あの作品をもう一度~」(K392ギャラリー:京橋)に行った。
圧巻だったのは浜田澄子の抽象画だ。先日、中和ギャラリーで観た個展「「浜田澄子 特別展Ⅱ 和紙への変遷 1981~2014」からあまり日が経っていないので、個展での感動がまだ冷めておらず、今回受けた感銘と重なり合った感じだ。
展示されていた他の作家の作品をよく観ると、みな「もう一度観て欲しい」というだけあって観ごたえのあるものが並んでいた。それらの中にあって、ひときわ光りを放っていたのが浜田澄子の絵だった。
今回の作品は今後も何回でも観たいと思う。この「リターン展」がvol.4, vol.5と回を重ねてゆくなら、そこでぜひ浜田澄子の作品と再会したいものだ。
http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41609279.html</span>">http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41609279.html


今回ではこんな風に書いてくださいました。
マイブーム「何も説明する必要がない」浜田澄子の「四角い宝石」
「浜田澄子展」(中和ギャラリー:銀座)に行った。「四角い宝石」というテーマだった。
浜田澄子の抽象画は私の言葉で「何も説明する必要がない」至高のアート作品だ。作品の前に立つと、色彩だの構成だのといった解説を一切不要とする「独立した美」が直接肌身に伝わってくる。
絵画作品そのものが美しいので、タイトルは、例えば「作品A」というような地味なもので構わない。また今回のように「四角い宝石」という統一テーマ的なタイトルがあっても、作品自体の美を損なうことはない。
このテーマを読んであることが頭をよぎった:射るような鋭い輝きの点では、本当の宝石が絵画に勝ると思う。しかし浜田澄子の「四角い宝石」という絵画は別の意味で宝石を上回る美を内在している、ということだ。
別の例で言えば:自然界の日の出・日没の美しさは絵画に勝る。しかし印象派の絵画は別の意味で太陽を上回る美を内在している、ということになる。(私は印象派を好まないが、これは個人的な趣味の問題なのでこの話とは切り離しておきたい)。
浜田澄子の作品は和紙をコラージュするので、四角形を四角形で分割したようなたたずまいになる。これらの線が定規で引いたように真っ直ぐだとモンドリアンの絵画みたいになる。それに対して浜田澄子の作品はもっと自然に近い有機的な積み重ねに見える。しかしそこに幾何学的構成の味わいも残されている。
これは過日に観た大平和正の陶芸作品で感じた「自然から産まれたのに幾何学的な構成感」にも通じるものがある。そのあたりが浜田作品の魅力の根源ではないかと思う。
http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/45895686.html</span>">http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/45895686.html



何も説明する必要がないアートとはなんとすてきなことを書いてくださったのでしょうか!ただ美しいというのが、実はとても難しいのです。
今回今までの技術や経験を駆使しまくってようやく色彩の仕事ができたと思います。
そのくらい色彩がただ綺麗に見えるというのは難しいことです。
基本にしたのはヨーロッパの古典技法です。基本的に薄塗りです。
わたしは良い仲間やギャラリーや良い観察者がいて、本当に果報者だと思います。
https://www.facebook.com/kaori.ohmi/media_set?set=a.996316993760548.1073742666.100001467710225&type=3&pnref=story</span>">https://www.facebook.com/kaori.ohmi/media_set?set=a.996316993760548.1073742666.100001467710225&type=3&pnref=story
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その時入選したわたしの作品について、こんなことを書いてくださいました。
「同美術館では10年以上にわたりを継続開催しており、私も何回か足を運んで楽しませて戴いた。こんなに面白い展覧会は他に無かった。これまで私が観た公募展の中で最も楽しめた展覧会だったのだ。「選抜奨励展」
今回行った「損保ジャパン美術賞」展は「選抜奨励展」を継承する企画だが、集められ、展示された作品群を観る限り作品の質は落ちていないし、むしろ高まっていると思った。若い作家だけでなく、ベテラン作家も含め凌ぎを削るという選抜の厳しさにより作品がふるいにかけられ、一握りの光を放つ作品が残って展示されたからだろう。
このような公募展に出かけると、私は自分ならどの作品をグランプリに推すかなと考える習慣がついている。過去の「選抜奨励展」でも同じことをして、自分の選んだ作品が受賞作品と同じだった場合は審査員とベクトルが合ったと思って喜び、異なる場合は自分の鑑賞眼がユニークだと思って喜んでいた。要するに素人の勝手で、どちらに転んでもいいように解釈しているのである。
今回の「損保ジャパン美術賞」展では、私は迷うことなく♪浜田澄子の「緑陰・苔むしに森」を最も素晴らしい作品として選ぶ。
この作品が良いと思う理由を列挙してみよう:
・純粋抽象としても鑑賞に耐えうる半幾何学的な構成感
・抽象と具象の狭間に位置し、両者を行ったり来たりしながら鑑賞することによる眩暈(めまい)のような印象
・単一の色相(緑)の濃淡づけだけでこれだけの変化をつけられるという驚き
・無さそうで、実は隠し味的に味わえるマチエール感
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そのように書いてくださった作品はこちらです。

そして
2014年の「浜田澄子 特別展Ⅱ 和紙への変遷 1981~2014」(中和ギャラリー:銀座)にも来てくださり、丁寧に見ていただきました。
その記事がこちらです。
「浜田澄子の絵は昨年3月に損保ジャパン東郷青児童美術館で開催された「第1回『損保ジャパン美術賞』展”Face 2013”』で観て素晴らしいと思った。その感想は引っ越す前のブログ「ジョヴァンニッキ」に記事を書いていた。
その記事で浜田澄子の絵を好ましく思った理由を書いたので再掲する:
A. 純粋抽象としても鑑賞に耐えうる半幾何学的な構成感
B. 抽象と具象の狭間に位置し、両者を行ったり来たりしながら鑑賞することによる眩暈(めまい)のような印象
C. 単一の色相(緑)の濃淡づけだけでこれだけの変化をつけられるという驚き
D. 無さそうで、実は隠し味的に味わえるマチエール感
今回の展覧会ではタイトルの通り浜田澄子が美大を卒業した1981年から今年に至る取り組みの変遷がわかるように新旧の作品が並べられていた。そこには和紙の採用、色彩の漸減などターニングポイントでの要因が感じられた。
この展覧会でのラインナップをひととおり観て、上に再掲した昨年の感想(A~D)を重ね合わせてみた。すると、一部の彩色された作品ではCは該当しないが、その他(A, B, D)はほとんど全ての展示作品に当てはまることがわかった。
これは浜田澄子の作品に対する私の観方が1年以上経過しても同じだったということになる。ある意味では、鑑識眼が固定され1年経過しても進歩が無かったということにもなるが(苦笑)。
刺激いっぱいの展覧会で多くの人に観てもらいたかったが、あいにくこの展覧会は昨日会期を終えた。今後の別の展覧会に期待が膨らむ。」
http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41193181.html#comments</span>">http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41193181.html#comments




またそのあとのリターン展ではこんな風に書いてくださいました。
「リターン展 vol.3 ~あの作品をもう一度~」(K392ギャラリー:京橋)に行った。
圧巻だったのは浜田澄子の抽象画だ。先日、中和ギャラリーで観た個展「「浜田澄子 特別展Ⅱ 和紙への変遷 1981~2014」からあまり日が経っていないので、個展での感動がまだ冷めておらず、今回受けた感銘と重なり合った感じだ。
展示されていた他の作家の作品をよく観ると、みな「もう一度観て欲しい」というだけあって観ごたえのあるものが並んでいた。それらの中にあって、ひときわ光りを放っていたのが浜田澄子の絵だった。
今回の作品は今後も何回でも観たいと思う。この「リターン展」がvol.4, vol.5と回を重ねてゆくなら、そこでぜひ浜田澄子の作品と再会したいものだ。
http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41609279.html</span>">http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/41609279.html


今回ではこんな風に書いてくださいました。
マイブーム「何も説明する必要がない」浜田澄子の「四角い宝石」
「浜田澄子展」(中和ギャラリー:銀座)に行った。「四角い宝石」というテーマだった。
浜田澄子の抽象画は私の言葉で「何も説明する必要がない」至高のアート作品だ。作品の前に立つと、色彩だの構成だのといった解説を一切不要とする「独立した美」が直接肌身に伝わってくる。
絵画作品そのものが美しいので、タイトルは、例えば「作品A」というような地味なもので構わない。また今回のように「四角い宝石」という統一テーマ的なタイトルがあっても、作品自体の美を損なうことはない。
このテーマを読んであることが頭をよぎった:射るような鋭い輝きの点では、本当の宝石が絵画に勝ると思う。しかし浜田澄子の「四角い宝石」という絵画は別の意味で宝石を上回る美を内在している、ということだ。
別の例で言えば:自然界の日の出・日没の美しさは絵画に勝る。しかし印象派の絵画は別の意味で太陽を上回る美を内在している、ということになる。(私は印象派を好まないが、これは個人的な趣味の問題なのでこの話とは切り離しておきたい)。
浜田澄子の作品は和紙をコラージュするので、四角形を四角形で分割したようなたたずまいになる。これらの線が定規で引いたように真っ直ぐだとモンドリアンの絵画みたいになる。それに対して浜田澄子の作品はもっと自然に近い有機的な積み重ねに見える。しかしそこに幾何学的構成の味わいも残されている。
これは過日に観た大平和正の陶芸作品で感じた「自然から産まれたのに幾何学的な構成感」にも通じるものがある。そのあたりが浜田作品の魅力の根源ではないかと思う。
http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/45895686.html</span>">http://blog.livedoor.jp/sabol-giovannnikki2/archives/45895686.html



何も説明する必要がないアートとはなんとすてきなことを書いてくださったのでしょうか!ただ美しいというのが、実はとても難しいのです。
今回今までの技術や経験を駆使しまくってようやく色彩の仕事ができたと思います。
そのくらい色彩がただ綺麗に見えるというのは難しいことです。
基本にしたのはヨーロッパの古典技法です。基本的に薄塗りです。
わたしは良い仲間やギャラリーや良い観察者がいて、本当に果報者だと思います。
https://www.facebook.com/kaori.ohmi/media_set?set=a.996316993760548.1073742666.100001467710225&type=3&pnref=story</span>">https://www.facebook.com/kaori.ohmi/media_set?set=a.996316993760548.1073742666.100001467710225&type=3&pnref=story
中和ギャラリー版浜田澄子ページ
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