
1867年のフランスの万博博覧会

1867年、フランスはナポレオン3世の時代。かのナポレオンの甥っ子が治めています。

この年におこなわれたフランスの万博博覧会には、こないだ観てきたギュスターブモローも「オルフェウス」という作品 を出品しました。

そして、日本は初参加で、なんと4000点あまりの品物を万博に出品したのです。
、、、、葛飾北斎らの浮世絵、錦絵、磁器、精緻な工芸品、金屏風、漆の碗、タンス、うちわ、扇、着物、鎧、、、、、、




1867年は日本は激動の年でした。
幕末真っ盛りです。新撰組は跋扈し、長州は瀕死で薩摩は仕掛け、幕府はフランスの後ろ盾でかろうじて威信を保っています。
11月に大政奉還が行われて、12月は幕末の志士坂本龍馬が京都の近江屋て暗殺されてます。
翌年1月に王政復古があり、鳥羽伏見の戦いを経て、四月に江戸城無血開場、
そして1869年に終結した戊辰戦争を持って幕末から明治に変わるのです。
1867年当時、当然ですが日本という一枚板にはなっていません。幕末ですから〜〜〜。
日本は薩摩琉球国(!)と佐賀藩と幕府で参加しました。
この時に幕府の中心だったの水戸最後の藩主徳川昭武です。徳川慶喜の腹違いの弟です。当時14歳!




この憂いを帯びた顔は何を物語っているのでしょうか。歴史に翻弄された子供の顔なのでしょうか。今の中2ですからね。



、、、それにしても。、しつけの良い、上品な、本当の日本の貴族なのですね。シルクハットの同伴者は今度日本の御札になる渋沢栄一です。この方は500も会社を作った人です。この博覧会が彼の原点なのでしょう。
日本はとび職の職人や芸者さんも3人連れて行きました。飛び芸を披露したり茶屋をセッティングして芸者さんはお茶をたてたりキセルを蒸したりしたそうです。


精巧な出品物と同じくらい、それらは驚愕を持って賞賛されたということです。
、、、、
そしてこの万博から、日本の出展物は驚きと憧れを持って受け入れられ
ジャポニズムという大きな流れが生まれました。
これらは、印象派の作家に多大な影響を与えます。




私は夢想します。謹厳実直、厳しく幼い頃から礼儀作法を仕込まれた日本のお侍たちが、西洋料理のマナーは知らないまでも折り目正しい座り方をして食事の美しい所作でご飯を食べているのです、、、身につけている衣服は精一杯の日本式正装の絹の晴着、、、それに大小2刀の刀を下げ、フランス万博の会場にたたずんでいるのです。その日本のコーナーに
あるのは日本の贅を凝らした数々の美しい品物。。。
当時のヨーロッパの方にはどれだけまばゆい宝石のように見えたでしょうか。
今現在に生きている日本人の自分ですら、黒留袖を粋に着こなし、頭を島田に結った日本髪の女性とか見ると、あんまり素敵すぎて
クラクラしてしまうのです。
今この時代から150年も経ってしまっていますが、私は日本人の立ち位置はは当時と変わらないと思っています。
どんなジャンルでも日本人特有の細やかさと精密さ、職人技と、大きな視点がミックスした技術、そして先祖代々家庭で培われた人間としての折り目の美しさ所作の綺麗さ、和を重んじる嗜みの良さ、、、、を生かした日本人が研鑽をしている、、、
これってすごくないですか???
私はそういう美意識を信じています。日本人特有の美しい気持ちや技術や美意識で、令和という時代を生き延びれら良いと思います。
この当時ジャポニズムという日本賞賛のムーブメントが発生したように、おそらく令和になって経済も自然環境も熾烈を極めるかもしれないけれど、
令和という時代 ,
私たち日本人が道を示せたらと思っています。
エッフェル塔はこの1867年の万博の後に建てられたそうです。

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