
冊子の話7 彦坂先生が書いてくた冊子の感想

彦坂先生が冊子のことを書いてくださいました。
この冊子は冊子を作ることが生まれて初めてで、右も左もわからない私が、
何冊も冊子を作り
また膨大な量の画集や冊子を見てきた、冊子の大先輩の先生に質問形式のメールのやり取りをさせていただいた末に出来ました。
結果そのやりとりが彫刻家ののみのような作業にあたり、
何もないところからだんだんと具体的なイメージができてきたのです。
は冊子の後の初個展。彦坂先生の文章を読むと、
超重要なのですね。
プレッシャーはありますが、
でもいつも
自分にできることしかできないので
淡々といままで通りにやろうと思っていまいた。
彦坂尚嘉先生の文章。
浜田澄子さんの作品集を拝見しました。
良くできた、美しい作品集です。
作品集を出すと、作家の一つの区切り目になって、アーティストは、次のステージに展開するものです。
さて、この作品集を、私も少しお手伝いをしています。
私の提案したメインは、昔の作品集の様に、一人の偉い(?)美術評論家が、分けの分からない文章を書いて、その提灯論文だけで、作品集を作るという時代では無いという、時代感覚をお話ししました。
美術に限りませんが、批評家が成立しなく成るというか、権威が無くなった時代でありまして、その時代を反映して、浜田澄子さんの作品を見て、支持してきて下さった方々の複数の文章を集めるという方針を、私は出しました。
後書きに、監修と言うところの一人に、私の名前が載っていますが、正確には、監修をできていません。
沢山の作品集を買い見てきた私としては、それなりの意見を持っておりますが、なにしろ浜田澄子さんは個性が強くて、
頑固ですので、ご自分の考えを押し通して、この作品集を作られました。と言うわけで、私の監修した作品集とは言えません。浜田澄子さん監修の作品集です。
作品集というのは、作品集を出した後に、その作家がどのように、新たな作品展開をするのかが、重要なのです。何しろ観客は、飽きやすいのです。
飽きると言うことは、人間の文化の中で重要なものなのです
。分かり安く言えば、作品集を出すと、その作家は終わるのです。
観客が飽きるからです。
終わった後に、再度始めるという、その始める種を、作品集の中に仕掛けていくのが、実は、作品集監修の重要な視点なのです。
そういう意味で、作品集後の、浜田澄子の新しいステージを期待したいと思います。
彦坂 尚嘉
2018年10月17日 ·
ここでお書きになっていた監修を云々の箇所はこういうやりとりです。
先生
表紙について、澄子さんの記事を読みまして、書きました。その後に、思いついてしまったので、ダメ元で書きます。表紙を【ストレス40】まで、落とす考えです。実際にやらなくて良いです。しかし浜田さんの作品の基本に、矩形の重なりがあるのですね。それを線でだけで、デッサンしたドローイングを描きませんかね? つまり、あの緑の作品の、輪郭線だけを書いたような作品です。

つまりグレーの表紙だと、テクスチャーだけが浜田澄子の作品の本質になってしまいます。
私〜見ると、それよりも、矩形が重なった構造が、浜田澄子の抽象画の構造であると思うのです。
こういう視点で見ると、アメリカのハンス・. ホフマンの系譜の抽象画の可能性が見えてくるのです。
浜田

色の付いてないこれはどうでしょうか?
先生
ハンス・ホフマンは、英語でHans Hofmannですので、画像検索してみてください。良い作品ですが、ストレスで見ると【ストレス200】もあって、表紙としては重いし、汚いのですね。
浜田
先生の添付されたドローイングしゃれてますね、わたしこんなおしゃれなのかけるかな?
先生
いい加減にかいただけですよ。30分くらいでいいですから、矩形の線の重ねだけ絵を描いてみませんか。ダメ元で良いです。ですから力を抜いて。クレーみたいな気持ちです。
アーティストっていうのは、いろいろな作品を作った方がよいのです。ですから、ダメ元で、線を重ねたドローイングを作って見てください。そうすると、可能性が開けるかもしれません。
浜田
ハンスホフマン見ました野暮ったいくらい誠実で好感の持てる抽象でした。
先生
そうでしょう。
浜田
ドローイングは今後の模索として視野に入れさせていただきますが、今回はちょっと全体のバランスもありますので、全部のページできてから検討したいと思います。私は自分のドローイングには実績がありません。
モノタイプの線を利用して作品を作ってきているので,先生のようにおしゃれで洒脱な線は残念ですがすぐ、しゃしゃっとは引けないと思います。あの線はドローイングをたしなみとして持った人の線です。
先生
まあ、おきもちはわかりますが、そんな大げさなものでは、ないです。
浜田
はあー笑
まずは24ページ具現化して全体のかんじみますねー
もう少し何個か表紙考えるつもりです。
先生
いや、良いのですよ。他人というか、プロデューサーの仕事というのは、そのアーティストのものでは無い面を付け加えて、幅を広げることに意味があるのです。
浜田さんが思い込んでいる価値観をギリギリに絞り込んでしまうと、膨らみが付かないのですね。
私としては、浜田澄子という作家を、工芸家とか手芸家として固めるのでは無くて、あくまでもアーティストとして、多様性を持たせた作品集を作る事で、その次の展開の足がかりを生み出して起きたいと思っているのですね。
作品はかなり煮詰まっているので、この煮詰まりを定着すると共に、さらなる展開を感じさせたいのですね。
浜田
ありがとうございます!
彦坂先生のような本物の芸術を心から愛し、ご自身も本物のアーティストの方にいろいろご意見伺えるなんて、ものすごく光栄です!
自分ではわからないところもありますからね。
私は自分のことを工芸の要素は、になめないけど工芸作家と思ったことは実をいうと一度もないのですが、また手芸とかも全くないのですが
手法が非常に手作業の多い仕事ですので、また和紙ですので
そう思われてもしようがないのかな、とおもっています。
和紙にはちぎりえという工芸のジャンルがありますものね。
狙い目は本物の、深い、良い作品なだけなんです、だから呼び名というかジャンルは何とでも読んでほしいというか
あまり興味ないんです。
しかし先生の縦横無尽な制作体系には、いつもビックリさせられます、現代を生きているアーティストの証拠ですね、
猫ちゃんの作品も、これは大衆というものをテーマにして自ら身を投じたコンセプチュアルアートだと私は
おもっています。
可愛いのにごまかされないですよ笑。
しかし、その制作に対する柔軟さは、
わたしにあるかどうかはわからないです。
ミニマル的な狭いところであれこれ考えた方が、のびのびできるんです、でも先生のアドバイスはいつも心の隅において自問自答してみます。
宮田さん、長いの遠慮して、原稿用紙一枚半でおねがいしたら、800文字、二枚書いてくださるそうです!
ありがたいことです
先生
良かったですね。明日が搬入で、追い込みで寸ので、終わったらメールします。
浜田
張ってください、ヨレヨレの皆様はわたしの目には尊く、威厳がありように光って見えます。
ひらかたくんなににもわかっちゃいないですよね
先生
浜田さんは力があるし、なによりも大衆ではないです。次のように書かれたことは、大切です。
「私は自分のことを工芸の要素は、になめないけど工芸作家と思ったことは実をいうと一度もないのですが、また手芸とかも全くないのですが
でもしようがないのかな、とおもっています。
和紙にはそう言う側面がありますものね。
狙い目は本物の、深い、良い作品なだけなんです、だから呼び名というかジャンルは何とでも読んでほしいというか
あまり興味ないんです。
しかし先生の縦横無尽な制作体系には、いつもビックリさせられます、現代を生きているアーティストの証拠ですね、
猫ちゃんの作品も、これは大衆というものをテーマにして自ら身を投じたコンセプチュアルアートだと私は
おもっています。
可愛いのにごまかされないですよ笑。
しかし、その制作に対する柔軟さは、
わたしにあるかどうかはわからないです。
ミニマル的な狭いところであれこれ考えた方が、のびのびできるんです、でも先生のアドバイスはいつも心の隅において自問自答してみます。
浜田さんは力があるし、なによりも大衆ではないです。次のように書かれたことは、大切です。
「私は自分のことを工芸の要素は、になめないけど工芸作家と思ったことは実をいうと一度もないのですが、また手芸とかも全くないのですがもしようがないのかな、とおもっています。
和紙にはがありますものね。狙い目は本物の、深い、良い作品なだけなんです、だから呼び名というかジャンルは何とでも読んでほしいというか
あまり興味ないんです。
ミニマル的な狭いところであれこれ考えた方が、のびのびできるんです、でも先生のアドバイスはいつも心の隅において自問自答してみます。」
。。。と。このようなやりとりをしたあと、私は過労で激しい痛みを伴う腫れが目の奥にできてしまいました。
そうしたら先生が
「痛みが激しいとのこと、原因の一つが、作品集の表紙の事では無いでしょうか。私のアドバイスが、まずかったと思います。取り消しますよ。とにかく作品集を、澄子さんの思うように作りましょう。それが良いですよ。激しい気性の方で、凄く頑張られて来たのですよ。私はそれを、高く評価していますよ。素晴らしい作品です。認めていますよ。落ち着いて、力を抜いて見ましょう。」
と書いてくださいました。
そしてせんせいのおっしゃっていたストレスの少ないドローイングにしないまま、赤いエクォ表紙にしてしまったので、上の発言となったのでした。笑
でもこうやってやりとりさせていただいたことはとても励みになりました。
制作、仕事、家の事、、、、と日々時間に追われて生きている私ですが、忙しくなればなるほど時間が光の粒々のように感じられて、輝きだします、、、ぼんやりする一瞬も含めて一分一秒が濃密になって、輝きだすんです。
そういう状態を、私は光の粒の時間と名をつけました。
今年はどんな個展になるでしょうか。。。。。?
お友達の結婚の祝いの作品
新居祝いとかにいかがでしょうか?

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