
伝統的な日本の絵についての考察

これは伊藤若冲の梅の絵です。
かねがね思うのですが、私にはこの絵は梅の木ではありますが、具象とか抽象とか、どちらでもよいくらい、超主観的というか、作家のオリジナルな絵に見えます。具象と読んでも抽象と読んでもどちらでも良いような。
作家の感受性が作ったオリジナルな作品と言うか、、、
私が参考に撮った梅や夜桜の作品です。





なじみのある梅や桜も、構図次第では非常に抽象的です。梅や桜の具象的な題材を借りた抽象と言うか。写真の段階でもこのように見えるという事は、ここからさらに作品として変容させると、さらにそれは絵画的空間の中では、描いた作者の超主観的な世界になることでしょう。
このように絵画というのは、具象か抽象かという振り分け方より、いかにオリジナルかが大切だと思います。
一点透視法で描かれた西洋の絵は、そこには確かに具象というものにカテゴライズされている「風景」なるものがありますが、大和絵とか、障壁画とか、水墨画とか、日本の絵が培ってきた絵画的空間というのは、私達が目で見るままの距離感や空間の秩序を無視しているが、絵画の四角の枠の中では、秩序だてられている、抽象も具象も超えた作品が多いです。
私はそれを、同じ日本人の絵描きの現代人として、そういう絵を描かれた歴史の中の日本人の絵を非常に面白く、また誇りに思います。

源氏物語絵巻 作者不詳

『四季花鳥図屏風』狩野元信(狩野派2代目)

「松島図屏風」尾形光琳

「洛中洛外図」狩野永徳

「秋冬山水図」雪舟
2012年個展SANSUI-大地への祈りー
http://hamadasumiko.justhpbs.jp/2012cyuwa.html</span>">http://hamadasumiko.justhpbs.jp/2012cyuwa.html
http://sokei-ob.com/archives/2012/120724_hamada.html</span> ">http://sokei-ob.com/archives/2012/120724_hamada.html
ご連絡、問い合わせはこちらまで。


どこからでもホームページにいけます。ご高覧くださいませ。




お好きなのをクリックして頂けると嬉しいです。







http://blog.with2.net/link.php?1283326imgs-51.fc2.com/a/r/t/artanne/banner.gif" target="_blank">


- 関連記事
-
-
2013年個展の準備3 2013/05/03
-
第31回 上野の森美術館大賞展 【賞候補) 2013/04/21
-
2013年個展の準備2 2013/04/18
-
2013年個展の準備1 2013/04/06
-
第1回 損保ジャパン美術賞展 FACE 2013 「オーディエンス賞」投票結果 2013/04/01
-
FACE 2013第一回 損保ジャパン美術賞展 プレオープニング 2013/02/23
-
第1回「損保ジャパン美術賞」展 FACE2013 入選 2013/02/14
-
伝統的な日本の絵についての考察 2013/02/09
-
ギャラリーコレクション展のお知らせ 2013/02/02
-
四角い宝石のいわれ 2013/01/23
-
四角い宝石エメラルド2 2013/01/22
-
四角い宝石 ブルー 2013/01/21
-
エメラルドの壁 2013/01/20
-
HP更新しました。 2013/01/15
-
冬山から絵画的刺激を受けた 2012/12/24
-
スポンサーサイト